任期満了に伴い2011年10月30日に行われたブルガリア大統領選の決選投票。開票の結果、与党の中道右派「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」のロセン・プレブネリエフ前地域開発・公共事業相(47歳)が当選した。GERBはボリソフ首相に加え、大統領ポストも握ることになった。同月23日の第1回投票では候補者18人中、誰も過半数を取れず、1位のプレブネリエフと2位の野党・社会党のイバイロ・カリフィン元外相との決選投票に持ち込まれた。新大統領は07年加盟の欧州連合(EU)の政策に近く、当選後、国家の近代化に取り組むことを約束した。09年の議会選に続いて大統領選でも敗れた社会党のスタニシェフ党首は、与党が不正選挙を行ったと批判している。