ラトビアで2011年6月2日、任期満了に伴って行われた大統領選。国会(定数100)で議員による互選の結果、元銀行家のアンドリス・ベルジンシ(66歳)が、再選を目指すザトレルス大統領を破って当選した。任期は4年。ベルジンシは連立与党の「緑と農民」所属議員。第1回投票では両候補とも当選に必要な過半数を獲得できず、決選投票の末、ベルジンシが当選を決めた。当初、現職の再選が確実と見られていたが5月28日、大統領が汚職議員の捜査を国会が阻んでいるとして国会解散の是非を問う国民投票の実施を決めたと発言したことから議員が強く反発、対立候補の当選につながった。