2016年7月22日にミュンヘンのショッピング・センターで18歳のイラン系ドイツ人が銃を乱射。死者9人、負傷者35人を出した。実行犯は犯行後に自殺。イスラム過激派の関与は不明とされる。また同年12月19日には、首都ベルリンで開催されていた恒例のクリスマス市に大型トラックが突入。死者12人、少なくとも負傷者48人を出すテロ事件が発生した。容疑者のチュニジア人は23日にイタリアのミラノで射殺された。母国チュニジアで有罪判決を受け、また器物破損や窃盗などの罪によりイタリアで4年間服役していた。ベルリン事件の犯人は、過激派組織「イスラム国」(IS)と関係ある人物として、ドイツ警察の監視対象となっていたにもかかわらず、事件を防げなかったことから、ドイツ当局が批判を浴びる結果となった。