1971年5月設立。イスラム諸国間の連帯、協力の促進を目的としたもの。加盟国は現在57カ国、オブザーバー5カ国・8組織。事務局はサウジアラビアのジェッダにある。下部機関ではイスラム開発銀行、エルサレム委員会などが知られている。3年に1回の首脳会議と年1回の外相会議が定期的審議会としてある。OICにはイスラム世界の直面する問題が反映され、79年にはイスラエルと和平条約を締結したエジプトが資格停止(84年に復帰)。80年にはアフガニスタンの資格が停止された。近年の域内の問題で内部対立も生じていた。しかし、2006年7月のレバノン危機に見られるように、対イスラエルでは統一行動となる。