複数のグループで構成されるタリバンの中で最も強硬派といわれる組織。指導者は、アフガニスタンのタリバン政権時代に辺境相を務めたジャラルッディーン・ハッカニ(1942年生まれ)。息子たちが司令官として活動を指揮しているといわれる。パキスタンの北ワジリスタン地区やアフガニスタン南東部を中心に勢力を維持している模様。アフガニスタン内で爆弾テロなどの作戦を実施している。2011年9月のアメリカ大使館、国際治安支援部隊(ISAF)本部などへの攻撃、12年4月には外国公館などを攻撃した。最近では13年6月にカブール中心街にある政府機関への攻撃を行ったとされる。アメリカは12年9月にテロ組織に指定している。13年11月には息子ナシルディンが射殺されたと報道されているが実態は不明。