アフリカの面積は3030万平方キロで、世界全体の22.3%を占め、トルコを含めたアジアの総面積とほぼ等しい。しかし、人口は8億5000万人で、これはアジアの人口が世界人口比でいうと60.7%であるのに対して、13.7%を占めるにすぎない。サハラ以南アフリカ(サブ・サハラ・アフリカ ; Sub-Sahara Africa)はしばしばブラックアフリカとも呼ばれ、北アフリカを除いたサハラ砂漠より南の部分を指し、48の国家によって形成されている。気候は多様で、南アフリカ共和国の南端では地中海性気候が見いだされるが、サバンナ気候が赤道をはさんだ広大な地域にひろがり、西部のギニア湾沿岸からコンゴ盆地にかけては熱帯雨林が存在する。社会・経済的特徴としては、各国の独立が旧宗主国間の力関係を反映した植民地区画を国境としてなされたため、いまだに国家の領域支配が弱いことと、多くの国がやはり植民地期の経済構造から完全に脱却できず、原料輸出が中心であることが挙げられる。