通称アフリカ・フラン。旧フランス領アフリカ諸国を中心に形成され、フランス・フランと固定レートでリンクしてきた通貨圏で、現在加盟国は14カ国。西アフリカでは、西アフリカ諸国中央銀行傘下にセネガル、マリ、コートジボワール、ニジェール、ブルキナファソ、ベナン、トーゴ、ギニアビサウの8カ国。中部アフリカでは、中部アフリカ諸国中央銀行傘下にカメルーン、チャド、中央アフリカ、ガボン、コンゴ、赤道ギニアの6カ国。両中央銀行の紙幣のデザインは異なるが、両通貨の交換は自由。欧州連合(EU)の共通通貨ユーロが1999年から流通を開始したことで、CFAフランは、フランス・フランを仲介としてユーロを基軸通貨とすることとなった。近年のユーロ高で、切り下げの風評が絶えない。