アフガニスタンの各地に展開する、治安部門改革や軍民協力(CIMIC)を含む復興支援を主な任務とする、文民と軍人との100人前後の小規模混成チーム。地方復興支援チームとも訳す。2002年12月、「不朽の自由」作戦下のアメリカ軍により立ち上げられ、後にISAF(国際治安支援部隊)統制下でも編成。09年10月現在、計26チームが展開し、43カ国が軍要員を派遣。新しい平和維持活動の形態として評価される半面、NGOからは軍が人道支援に関与することに抵抗感もあり、活動のあり方については改良が求められている。なお、同様のPRTがアメリカ軍によってイラクでも展開されている。日本は09年5月よりリトアニア主導のチャグチャランPRTに文民を派遣しているほか、累計12のPRTと連携し支援を行っている。