「確かな学力」向上を目的に、2003年度より開始された施策。(1)個に応じた指導の充実(学力向上フロンティア事業、学習指導カウンセラー派遣事業、新しい評価の普及・定着など)、(2)個性・能力の伸長(スーパーサイエンスハイスクール、スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール)、(3)学力の質の向上(「総合的な学習の時間」推進事業、理科大好きスクールなど)、(4)英語力・国語力の増進(英語教員の資質向上のための研修、高校生留学の促進、国語力向上推進事業など)、(5)全国的・総合的な学力調査等の実施、の五つからなる。研究開発学校、拠点校、モデル地域の指定によるものが多く、エリート教育の傾向が強い点や、完全学校五日制・新教育課程の下で全体の学力向上につながる可能性が低い点を批判する声もある。