識字能力、読み書き能力をリテラシーというが、IT(情報技術)の進展を背景にして、コンピューターやインターネットを使う能力(コンピューター・リテラシー)や種々の情報メディアを利用し多様な情報を収集・処理・活用する能力(情報活用能力、情報リテラシー)を指して使われるようになった。従来の読み書き計算能力に加え、IT革命、情報社会の進展等の社会変化に伴って実生活で必要とされる基礎的能力が拡大しているとの認識に基づき、そうした多様な基礎的能力をその側面を指示する名辞を冠して「~・リテラシー」と呼ぶ。ニュメラル・リテラシー(ニュメラシー numeracy 計算能力)、文化的リテラシー、異文化リテラシー、機能的リテラシー(functional literacy 日常生活で不可欠とされる読み書き計算能力。アメリカでは小学校5年程度の能力)などがある。