旧大学入学資格検定(大検)。学校教育法第90条は高校もしくは中等教育学校の卒業またはそれと同等以上の学力を有することを大学入学資格と定めているが、その「同等以上の学力」を有することを高校非卒業者に対し認定するために文部科学省が実施している試験。2005年より名称変更。1951年の導入時は旧制中学修了者や諸事情で高校に行けなかった者に対する救済措置という性格が強かったが、近年は高校中退者や高校の現状に満足できない者の大学進学へのバイパスという性格を強めており、予備校も出現している。2000年度からインターナショナル・スクールや外国人学校の卒業者にも受験が認められるようになったが、03年9月に学校教育法施行規則が一部改正され、一定の教育水準を満たすインターナショナル・スクールや一部の外国人学校の卒業者には大学入学資格が付与されることになったため(その他の外国人学校卒業者については各大学の個別審査による)、受験の必要はなくなった。