2008年から毎年4~7月にかけて、文部科学省が全国の小5と中2の児童・生徒を対象として実施している全国体力・運動能力、運動習慣等調査。08、09年は全員参加、10年は抽出調査で抽出率は小18.7%、中18.5%。11年は東日本大震災により同時期の調査とならず、経年比較が困難なことを踏まえ中止。調査は、握力、上体起こし、反復横とび、立ち幅とび、ボール投げ、50メートル走など8種目の実技テストと、運動習慣、睡眠時間や朝食の有無などの生活習慣・食習慣についてのアンケートからなり、実技テスト8種目の合計得点の平均値は小・中とも、男女とも08年以来ほとんど変化がなく横ばいだが、家の人と運動やスポーツを「する」「見る(観る)」「話す」児童・生徒の方が運動時間が長く、体力合計得点も高い傾向がある。都道府県別では、全国学力テストでトップクラスの福井県、秋田県が体力テストでも上位に定着している。