職業に就くための活動の総称。通常は、転職のための活動や起業などのための活動を含めず、職に就いていない学生等や非正規雇用者が民間企業や官公庁などに正規雇用されるための活動を指す。とくに「就活」と省略される場合は、大学生の就職活動を指すことが多い。日本経済団体連合会(経団連)が定めた新卒採用ガイドラインである「採用選考指針」(2013年発表)のもと、いわゆる青田買いを防ぎ、学生の学業を妨げないために「(大学生・大学院生が卒業・修了する前年の)3月広報開始、6月選考解禁」(17~19年卒業者・修了者の場合)が共通ルールとなっている中で、近年「ワンデーインターン」(1日限りのインターンシップ)を実施する企業が増えている。本来、学生が就職とは無関係に社会経験を積むためにあるべきインターンシップが、会社見学や企業説明といった採用選考過程の一部として利用されており、企業側は建前上、選考には結びつけていないというものの、就活生の不安心理に乗じた実質的な青田買いではないかという批判もある。また、企業側が、内定を出した学生に対し、他企業への就職活動を終わらせるように働きかけるいわゆる「オワハラ」など、企業としての倫理が問われる事例も少なくない。