国際バカロレア機構(IBO)が提供する国際的な教育プログラム。多様な文化を理解し、より平和な世界を築くことに貢献する探究心、知識、思いやりに富む若者を育成し、複雑な国際社会においても未来への責任ある行動をとるためのスキル等を身につけさせることを目的に制度化された。2017年6月現在、世界140以上の国・地域の4846校において実施されている(文部科学省)。生徒の年齢に応じて、(1)3~12歳が対象の「プライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)」、(2)11~16歳が対象の「ミドル・イヤーズ・プログラム(MYP)」、(3)16~19歳が対象の「ディプロマ・プログラム(DP)」、(4)16~19歳が対象で、生涯のキャリア形成を目的とする「キャリア関連プログラム(CP)」、があり、このうちDPを履修し、試験で一定の成績を収めることで、国際的に通用する大学入学資格が与えられる。日本における国際バカロレア認定校は、PYPが22校、MYPが14校、DPが33校(17年6月、文部科学省)。