経済協力開発機構(OECD)加盟国を中心に、3年ごとに15歳児を対象に実施される学習到達度調査。国際学習到達度調査、もしくはピザと略称される。調査実施分野は、主に、読解力・数学的リテラシー・科学的リテラシーである。受験者平均が500点で、標準偏差が100点となるように換算される。国別平均によると、日本の成績は、2003年、06年と続落したが、09年には3分野ともに順位を上げた。15年の日本の順位は、読解力8位、数学的リテラシー5位、科学的リテラシー2位となっている。なお、調査データはデータファイルとしてすべて公開されている。PISAの実施によって、エビデンスで教育を語る一歩にはなったが、学力テストと同様、教育活動の標準化・数値化・単純化を進める結果をもたらした。