中学校・高等学校において、1校の中に全教員が免許状を持たない教科がある場合に、同じ学校内に在籍する、他教科の免許状を所有する教諭等（講師は不可）が、1年に限り授業を担当すること、または当該教員を指す。教育職員免許法にもとづき、当該学校が都道府県教育委員会に申請し、許可を得ることが必要になる。当初は、生徒数の少ない離島や山間部の学校などで、全教科の教員を採用するのが困難な場合を想定していたが、各教員間の担当時間数の調整のために使われているのではないかという懸念が持たれている。2018年度中に結論を出すべく、文部科学省が実態調査を実施する。