初診から検査、投薬、治療などの一連の医療行為について、細かく個別に単価を定めて支払うのではなく、それらを一括して評価する新しい診療報酬支払方式のこと。日本版DRGとも呼ばれる。外国のDRG(定額払方式)のように診断群に対して入院期間を問わずに定額の報酬を支払う完全な前払い方式ではなく、医療行為のうち入院基本料、検査、画像診断、投薬、注射、簡単な処置などについて診断群ごとに1日単価を決めておき、手術、麻酔、リハビリテーションなどは別途出来高払いで支払う方式がとられている。2003年4月より大学病院など82病院で導入され、15年4月現在、DPC対象病院は1580(見込み)、DPC準備病院は266(見込み)に上る。