数値目標を伴う障害者のための施策の実施計画。最初の「障害者プラン:ノーマライゼーション7カ年計画」は1995年に策定された。保健福祉のみならず住宅、教育、雇用などにも及ぶ障害者施策の横断的、総合的な計画で、基幹的な事業の具体的な数値目標を定めている。政府は2002年12月にこれを更新し、03年から10年間の新障害者基本計画と5年間の数値目標を定めた新障害者プランを策定。施設入所や入院中心の施策から地域の中で生活する「脱施設」を目指している。07年度までに達成する主な施策の目標は、(1)ホームヘルパーを4万5000人から6万人に、(2)ショートステイを4500人分から5600人分に、(3)デイサービスセンターを1000カ所から1600カ所に、(4)グループホーム・福祉ホームを2万人分から3万5600人分に、(5)通所授産施設を6万2800人分から7万3700人分に、(6)精神障害者生活訓練施設を6000人分から6700人分に、などである。