保育所や児童福祉施設で保育や地域の子育て支援の仕事をする専門職。かつては保母の名が使われていたが、男女共通名称とする必要から1999年に保育士に変更された。地域の子育て支援を担う専門職としての重要性が高まる中、2001年の児童福祉法の改正で名称独占の国家資格となった(03年11月施行)。保育士の資格を得るには、厚生労働大臣指定の保育士養成施設に入学し所定の単位を取得して卒業するか、都道府県知事が実施する保育士試験に合格することが必要で、保育士の資格取得者が都道府県の保育士登録簿に登録することにより保育士としての仕事に就くことができる。14年4月現在、全国で124万人強が登録している。