75歳以上の人口のこと。総務省の推計では、2016年9月15日現在1697万人にのぼり、総人口の13.4%を占めている。近年、後期高齢人口は高齢人口全体よりも高い率で増加している。18年には前期高齢人口(65~74歳以下)を上回り、25年には2000万人を超えると予測されているため、高齢人口全体の急増を示す「2015年問題」と対照させて、これを「2025年問題」と呼ぶ。後期高齢人口では、前期高齢人口よりも老年病や要介護状態の発現率が高くなるため、その急増は高齢者の医療・保健・介護のニーズを一層増大させる。適切な施策の拡充と改革が必要である。