道路交通法に基づく標識のひとつ。70歳以上の高齢ドライバーが自動車に表示することを努力義務とした標識で、従来用いられてきた「もみじマーク」が「枯れ葉のようだ」と不評だったために新しく考案されたマーク。新デザインは、緑、黄緑、黄、だいだいの4色を使い、幸福を象徴する「四つ葉のクローバー」の中にシニアの「S」を配置している。もみじマークを含め5つのデザインからアンケート調査の結果、最も支持率の高かったこのデザインが採用された。この標識は、加齢に伴い、身体機能が低下していく高齢ドライバーが慎重な運転をするとともに、周囲の運転者に対してこのマークを表示した自動車に対する車寄せ、割り込みを禁止するという保護義務を課すことにより、高齢ドライバーの交通事故を防止することを目的としている。標識の変更は、2011年2月1日から施行される。なお、「もみじマーク」も普及しているため、当面は併用が認められる。