認知症を正しく理解し、認知症の人やその家族を見守る応援者のこと。国は、2005年度から「認知症を知り地域をつくる10カ年」構想の一環として、認知症になっても安心して地域で暮らせるまちを作ることを目指して、「認知症サポーター100万人キャラバン」を進めてきたが、14年12月末で約580万人を達成した。「認知症サポーター養成講座」(1時間から1時間半で無料)を受講すれば誰でもサポーターになり、その証としてブレスレット「オレンジリング」が渡される。サポーターは、特別に決められたことをするのではなく、家族や友人に認知症についての正しい知識を伝えたり、商店街や交通機関などで、認知症の人へのちょっとした見守りや手助けをするなど、できる範囲でのことをするだけ。17年3月から、認知症サポーターを証明する「認知症サポーターカード」の交付も始まった。