小規模で家庭的な雰囲気の中、高齢者、障害者や子どもなどに対して、一人一人の生活リズムに合わせて柔軟なサービスを提供する取り組み。通い(デイサービス)のみから、泊り(ショートステイ)や訪問(ホームヘルプ)、住まい(グループホーム)等の提供も行うなど、サ―ビス形態は、地域のニーズに応じてさまざまに設定される。この取り組みの効用は、高齢者にとっては子どもと触れ合うことで自分の役割を見つけ意欲が高まり、日常生活の改善や会話の促進が進む。一方、子どもにとっては、高齢者や障害者などへの思いやりや優しさを身につけることにつながる。事業実施形態は、例えば利用定員10~20人程度の小規模でNPOなど多様な主体の参画などによる地域密着型である。具体例を制度基盤別に示すと、(1)介護保険法に基づく通所介護(デイサービス)、小規模多機能型居宅介護、(2)児童福祉法に基づく一時預かり(地域密着Ⅱ型)、保育所の分園、などがある。一定の基準を満たすと、運営費や整備費・改修費の補助が受けられる。