映像を見ている人が気づかない瞬間的映像をテレビ番組や映画に挿入し、見ている人の潜在意識に印象づける手法。日本テレビが2001年10月から放送していた「マネーの虎」が、番組の導入部に一万円札の福沢諭吉の顔の映像を1秒30コマ中6コマ(0.2秒に当たる)挿入していた。このカットはサブリミナル(潜在意識)的表現手法の疑いがあるとの指摘をうけ、同局は04年2月9日放送分から削除した。同局では、映像は肉眼で確認できるためサブリミナル的表現とは考えていないが、ことさら使用するまでもなかったとしている。サブリミナル的表現は、日本民間放送連盟の放送基準で「放送に適さない」と決められている。1995年5月にはTBS「報道特集」でオウム真理教(現アーレフ)の松本智津夫被告の顔を2回挿入し、日本テレビでも同時期にアニメ番組で松本被告のカットを挿入し問題となった。