市民がメディアを活用して行う活動。地域社会で解決を必要としている問題や自分の主張を、同じ悩みを抱えている人々に訴え、共同して行動するのに有力な方法である。市民が自主的に制作した番組を放送する時間帯やチャンネルをパブリックアクセス・チャンネル、番組をパブリックアクセス番組という。インターネットにメールマガジンの要領で新聞を立ち上げたインターネット新聞には、登録すれば誰でも、どこからでも、いつでも、記事を送ることができ、編集長は送られてきた記事を取捨選択して紙面を作る。紙面は毎日、その一部を更新する。インターネット新聞は輪転機と輸送、そして販売の足かせから解放され、とかく寡占的になりがちな報道体制を崩すきっかけとなっている。市民によるアクセス権行使の一例。