現代はメディアの普及によって、いつでも、どこでも情報を入手し、また自由に情報を発信できる時代であるが、このメディアの発達ということが、情報を自在に入手し、処理し、活用し、さらに発信できる人と、そうでない人の落差を大きくしている。メディアを活用できる能力はメディア・リテラシーといわれ、その有無によって情報格差が生まれる。情報格差は、第一に、いろいろなメディアを所有あるいは利用できるかどうかという、いわゆるデジタル・デバイドと、第二に、所有(利用)するメディアをどれだけ使いこなせるかどうか、すなわちパソコンをはじめ、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアを使いこなす能力によって違いが出てくる。その基本は、自分が求めたい情報は何であり、それはどのメディアによって最もうまく入手し、処理できるかという知的判断力にかかっている。