週刊誌が実名でお笑いコンビ、次長課長の河本準一の母親が生活保護を受けていると報じ、国会でも問題化したことから、週刊誌、テレビのワイドショー、さらには日刊紙とマスメディアが集中的に報じた。そのために、超人気芸人による生活保護の不正受給疑惑として社会的事件へと発展し、河本準一は記者会見で涙の釈明を行うとともに、河本側の個人的事情に配慮しないメディアによるバッシングという様相を呈した。お笑い芸人として人気を得ると一気に社会的有名人となり、世間の注目を浴びるばかりか、毎日のテレビを賑わす主人公となる時代を象徴する事件である。この事件をきっかけに生活保護の在り方に社会的注目が集まるとともに、第二次安倍内閣が成立早々に生活保護を見直す社会的土壌ともなった。