見たいと思う番組を録画して、都合のよい時間や場所で視聴すること。正規の放送時間(オンタイム)に縛られて、テレビ受像機の前で視聴するやり方はリアルタイム視聴である。デジタル録画機器の発達と普及によって、家庭用の番組録画装置ばかりでなく、スマートフォンなどの携帯機器が日常化することで可能となった。タイムシフト視聴は時間や場所に束縛されないで番組を楽しむことができるため、放送局にとっても今までテレビ番組の足かせになってきた放送時間帯(夜のゴールデンタイム、朝の時間帯、子供の視聴好適時間など)を意識した形式や内容から自由に番組を制作し、放送することができるという利点がある。また、録画視聴率の導入も検討されている。現在では録画視聴(再生)率は番組を録画後、7日後までに再生した人の割合が算出可能であるが、それ以後の都合のよい時に再生している人が増えてきており、新しい手法が検討されている。