国際協力NGOが、地域紛争や自然災害への国際緊急援助活動を効率的・迅速に進めるために、外務省、経団連(当時)、大学、財団などと協働して、2000年8月に設立した緊急人道援助組織。米英軍のアフガニスタンへの軍事攻撃では、総額5億円の予算規模でプラットフォーム傘下の10のNGOが、01年12月から翌2月にかけて国内避難民・難民への緊急人道支援活動にあたり、大きな成果をあげた。この実績を踏まえ、03年3月の米英軍のイラク攻撃では、三つのNGOが、日本政府の供与した総額7億円の予算を用いて、ヨルダンのイラク国境近郊の難民キャンプとイラク北部クルド人自治区で、緊急医療支援活動と復興支援活動に従事した。政府から独立した、自発的で自律的なNGO活動への社会的認知や信頼は、これらの危機を通して飛躍的に高まった。