生ごみや紙、木くず、プラスチックなどの可燃ごみを加工して作られる燃料。(1)加工過程で生石灰添加などの成分調整を行い、脱臭や焼却時に発生の恐れのある有害物の発生を低減させることができる、(2)保管・運搬が容易で広域収集が可能なため、1カ所当たりのごみ発生量が少なくても大規模なごみ発電施設の利用が可能、(3)通常のごみよりも燃焼管理をしやすい、などのメリットがある。発電用の燃料のほか、セメントの助燃材などに使われることもある。ただし有機物やプラスチックを主体とした燃料であるので、貯蔵施設の湿度や温度条件によっては発酵して可燃性ガスが発生する危険がある。また、乾燥して粉塵が多いと静電気などで爆発する危険もあるので、事故防止の徹底が必要である。