メーカーには製品について、性能や安全性など消費者の使用段階における責任だけでなく、廃棄段階にも責任があるとする考え方。経済協力開発機構(OECD)の定義では、「製品に対する製造事業者の責任をライフサイクルの消費後の段階に拡大させた経済手法」とされている。メーカーに対して、リサイクルを考慮した設計、製品の環境に関する情報公開(廃棄物として処理する場合の環境影響も含む)、使用済み製品の回収、適正処理・処分や資源化等のコスト負担が求められる。コストが価格に上乗せされるので、商品の売り上げが落ちるとか、実際には消費者の負担になるという意見もあるが、メーカー、販売店は売り上げを維持するために、より効率的な環境対応に努力をする効果もある。