環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア出身のワンガリ・マータイ女史が、日本語の「もったいない」を、世界共通語とすることを提唱して広まった言葉。ケニアを中心に、貧困女性の生活向上と森林保全を図る「グリーンベルト運動」に取り組むマータイ女史は、2005年の来日の際に「もったいない」を知り、3Rとかけがえのない資源に対する尊敬の念「respect」をたった一言で表す美しい言葉であることに感銘を受けたという。マータイ女史が国連平和大使に就任すると、「最大の『MOTTAINAI』は戦争である」ということで、環境保全に加えて平和運動の旗印としても使われるようになった。