鳥獣保護法(鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律)に基づき日本国内での狩猟鳥獣の捕獲等を認める許可。野生鳥獣による被害対策として捕獲する場合も免許は必要である。同法で認められている狩猟鳥獣としては鳥類28種、獣類20種が対象(2014年3月現在)。狩猟免許は猟法に応じて網猟、わな猟、第一種銃猟(ライフル銃、散弾銃)、第二種銃猟(圧縮ガス銃、空気銃)の4種類の法定猟法についての狩猟免許がある。素手での捕獲、鷹狩、スリングショット(いわゆるパチンコ)など、法定猟法以外の方法による捕獲は自由猟法として免許の対象外。狩猟免許は成人(20歳以上)を対象として、各県で行われる試験によって資格を取得することが必要。受験申し込みは県(自然環境関連部局や林務関連部局の窓口が多い)または各県の猟友会事務所が代行で受け付ける。1980年代後半から深刻化している野生鳥獣被害に対応するためにこれまで鳥獣保護法の改正が進められ、狩猟免許の区分が行われるなど免許の取得の簡易化も進んでいる。