「Renewable Energy(再生可能エネルギー)100%」の頭文字から名付けられた国際イニシアチブ。世界のトップ企業119社(2018年1月10日現在)が加盟し、事業運営を100%再生可能エネルギーで賄うことを目標としている。国際環境NGOのThe Climate Groupによって14年に開始された。加盟企業は自社の事業を再生可能エネルギー100%で運営していくことを宣言するだけでなく、具体的な目標年を掲げ、目標達成へ向けた活動を毎年報告書として事務局へ提出する。再生可能エネルギーとは、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスをいう。調達方法は売電事業者から購入する以外にも、自社で太陽光発電を行うなどがある。再生可能エネルギーの利用拡大は、企業がエネルギーコスト管理のあり方を改善することになると同時に、排出削減目標を達成する手助けをするという意味で、賢いビジネスの選択といえる。RE100には、アメリカのグーグルやアップル、ナイキ、ゴールドマンサックス、ドイツのBMWなどの有力企業が加盟している。日本企業ではリコーに続き、積水ハウス、アスクル、大和ハウス工業が 「RE100」への加盟を表明し、再エネ調達100%を目指している。