女子人口100人に対する男子人口。かつて日本人の男女の出生性比は104~108の範囲だったが、2005年現在は105.3である(総務省「国勢調査」)。性比は年齢が増加するにつれて低下し、05年の国勢調査人口20~24歳で104.4、30~34歳で102.3となる。男子の死亡率が女子よりもわずかに高いためである。さらに50歳を過ぎると性比は100を下回り女性過剰となる。仮に結婚適齢期を20~34歳と考えて性比を取ると103.1にすぎない。しかし、結婚の予備軍の未婚・死別・離別者合計の性比を見ると、05年には25~49歳の範囲で前述の数字よりも高く、30~44歳では130程度となり、明らかに男性過剰となっている。