嫡出第1子出生数のうち、結婚期間が妊娠期間よりも短い場合が、「できちゃった結婚」に関連する出生数と考えられる。2006年3月の厚生労働省「出生に関する統計」によると、1980年以後その数は増加傾向にあり、85年頃から10万人に達した。2004年の実数は約13万9000人であり、嫡出第1子出生数の26.7%であった。04年の出生数のうち単産(一人だけ生まれるケース)は約109万人、複産(双子、三つ子等多胎で生まれるケース)約2万5000人であったので、先述の13万9000人の出生数から推定してみると04年の「できちゃった結婚」は13万7000組という推定値となる。05年以降の統計はないが、少なくともここ1、2年は大体同じ水準を維持したであろうと考えられる。