国連が2013年6月に公表した「世界人口推計2012年版」(World Population Prospects: The 2012 Revision)の中位推計によれば、13年7月1日時点で世界人口は71億6200万人(男36億1000万人、女35億5200万人)と推計される。1950年に25億万人を数えた世界人口が30億、40億、50億、60億、70億に達したのは、それぞれ60年、74年、87年、98年、2011年である。増加率は鈍ってきているが、それでも12年から13年にかけての1年間の増加数は8200万人にのぼる。10年時点での年齢構造を見ると、0~14歳、15~64歳、65歳以上の人口(割合)は、それぞれ18億4200万人(26.6%)、45億4300万人(65.7%)、5億3100万人(7.7%)であり、中位数年齢は28.5歳である。13年の世界人口のうち先進地域の人口は12億5300万人(17.5%)であり、開発途上地域の人口は59億900万人(82.5%)である。世界の主要地域別にみると、アジア(42億9900万人)、アフリカ(11億1100万人)、ヨーロッパ(7億4200万人)、ラテンアメリカ・カリブ海地域(6億1700万人)、北アメリカ(3億5500万人)、オセアニア(3800万人)の順に多い。