逆抵当権のこと。住宅ローンは住宅購入時に資金を借りて、毎月返済する形であるのに対して、リバースモーゲージは、住宅を担保に月々の生活資金などを受け取り、所有者が死亡した時点で清算する仕組み。アメリカでは広く利用されているが、日本では一部自治体などが実施してきたものの、さほど活用されていないのが現実。しかし、今後、高齢化社会の本格化にともないニーズが拡大すると期待されるところから、民間金融機関でも積極的な取り組みを始めるようになっている。また、政府もこのしくみを利用して都道府県社会福祉協議会を実施主体とする「長期生活支援資金貸付制度」を推進している。