複数居住のこと。たとえば、都心部で仕事を持っている人が、平日は都心のマンションなどに住み、週末などには郊外や田舎のセカンドハウスで過ごす。反対に、地方に住んでいる人が、都市部での仕事の拠点としてマンションなどを持つ形も考えられる。特に、2007年から団塊の世代の大量定年退職が始まったこともあり、都会生活と田舎暮らしの二者択一ではなく、双方のよさを満喫しようとする人が増えるのではないかと期待されている。国土交通省の調査によると、東京圏に住む団塊の世代のうち、複数居住を希望する割合は2割に達している。