大きくは、木造軸組工法、プレハブ工法、2×4工法に分けられる。柱と梁を組み合わせていく木造軸組工法は、日本の伝統的な工法であるため、在来工法ともいわれる。現在の一戸建て住宅の6割から7割はこの木造軸組工法で、高温多湿の日本の風土に最も合致した住宅になるといわれる。プレハブ工法のプレハブとは、プレファブリケーション(前もって)の略で、住宅の部材の多くが工場で生産される住宅のこと。現場での加工が不要であるため、職人の技量による品質のバラツキが少なくなり、品質が安定するといわれる。2×4工法(ツーバイフォー工法)は、2インチと4インチ角の木材でパネルをつくり、それを組み合わせていく工法。北米の一戸建て住宅の9割は2×4工法といわれ、断熱性、気密性、耐震性などに優れている。