照明はもちろん、キッチン・給湯・冷暖房まで、住まいで使用するすべてのエネルギーを電気でまかなう住宅のこと。調理は火を使わないIHクッキングヒーター、給湯は空気の熱を利用するエコキュートなどにより、安全かつクリーンで環境にやさしい住まいとなる。また、従来はコスト面でガスより高くつくという問題があったが、近年ではむしろオール電化のほうが安くなり、普及に拍車がかかっている。2011年の東日本大震災後、電力供給への不安から一時的に普及ピッチが鈍化したものの、12年以降、回復傾向。矢野経済研究所によると、11年度の普及率は9.7%だが、20年度には19.6%と2倍に増えると予想される。