住宅ローンには大きく分けると、(1)変動金利型、(2)固定期間(金利)選択型、(3)全期間固定金利型の三つの金利タイプがある。変動金利型は、市中の金利動向によって金利が変化し、返済額も増減する。ただし、返済額の見直しは5年に1回で、増額の場合には25%アップまでに抑えることになっている。固定期間選択型は2年、3年、5年、7年、10年、20年などの特約期間中の金利は固定しているものの、特約期間終了時にはその時点の金利で変動金利型に移行するか、再び固定期間選択型を選ぶ仕組み。さらに全期間固定金利型は完済まで完全に金利が固定されている。先行き金利低下が見込まれる時期には、比較的金利の低い変動金利型や固定期間選択型の特約期間の短いものが有利で、金利が上がると見込まれるときには、全期間固定金利型や固定期間選択型の特約期間の長いものが安全である。