1989年から、建設省(現在の国土交通省)の主唱により、住宅に関連する啓発活動として、毎年10月に「住宅月間」を実施、各種のシンポジウム、住宅フェアなどを通して住宅の向上に役立つさまざまな情報提供などが行われてきた。しかし、その後2006年に策定された「住生活基本法」に基づく「住生活基本計画」では、国民一人ひとりが住宅の品質・性能や維持管理・リフォームなどに関する必要な知識を有し、住宅市場で適切な選択を行うとともに、地域における良好な居住環境の形成に関して積極的な役割を果たしていくことが求められるなど、環境は大きく変化している。これを受けて、07年から従来の「住宅月間」を「住生活月間」と改め、より広範な関係機関や団体の参加のもと、総合的な啓発活動が行われるようになっている。