都市部で進行しているヒートアイランド現象は、道路のアスファルトや建築物のコンクリートなどが日射によって大量の熱を放出することが一因といわれており、建築物の屋上や壁面を緑で覆うことで、ヒートアイランド現象緩和への効果が期待されている。このため、ビルだけではなく、住宅も含めて屋上や壁面などに植物を植えて緑化する場合には、一定の補助金を支給するなどの助成を行う自治体が増えている。また、住宅を囲む塀についても、従来のブロック塀から生け垣にするのが効果的といわれ、既存のブロック塀を生け垣にしたり、新築時にブロック塀ではなく生け垣を採用する場合にも助成を行う自治体が少なくない。