広義には都市部の不動産に対して、地方の不動産のことを指すが、最近では地方でも都市部から離れた文字通りの田舎にある物件を指すことが多くなっている。買い手のいない地方の物件は放置されたまま老朽化が進む一方で、これまではほとんど不動産仲介市場に出ることがなかった。それが、このところ田舎暮らしを希望する人が増えているため、住民誘致に積極的な自治体が地元物件を紹介するほか、田舎不動産を専門に扱うインターネットサイトも増加している。今後は団塊の世代を中心に田舎暮らしを目指す人がさらに増加するとみられており、田舎不動産への注目度はさらに高まるのではないかとみられている。