日本賃貸住宅管理協会が中心になって進められているもので、2010年10月からスタートした制度。賃貸住宅の賃料体系は地域によって異なる面が多く、それが賃料を巡るトラブルに発展することが少なくない。それをなくすため、全国一律の基準で比較できるようにしたのがめやす賃料。具体的には、入居してから4年間住み続けると想定し、その4年間の総支払い額(賃料、管理費・共益費、敷金のうち確実に差し引かれる部分、礼金、更新料など)を計算、それを48カ月で割って算出する。その結果が、めやす賃料として賃料とともに表示されるため、入居希望者が比較検討しやすくなる。法律で定められたものではないため強制力はないが、賃貸住宅のポータルサイトや大手仲介会社を中心に導入が進んでいる。