ひとつの住まいを複数の人とシェアして暮らす賃貸住宅のこと。キッチンやリビング、バス・トイレなどは住んでいる人全員で共用し、居室はひとりずつの個室が用意されている。居住者からみれば、1人当たりの共用部分の負担が少なくなるため、家賃が安くなるほか、住んでいる人同士で交流がはかれるといったメリットがある。また、共用部にはテレビ、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機などが備えられているうえ、短期の入居が可能、礼金や敷金、保証人不要といったケースが多く、気軽に利用できる賃貸住宅として注目度が高まっている。他方、経営サイドからみれば、各部屋にキッチンやリビングを設置しなくてもよいなど投資効率が高まるため、個人投資家や不動産会社、投資会社などがシェアハウスを手がけるケースが増えている。なお、ひとつの部屋をシェアするルームシェアとは異なり、物件によっては「ゲストハウス」と呼ばれることもある。