断熱性能の高いガラスのこと。一般的には、ガラスを2枚組み合わせた複層ガラスを指す。ガラスとガラスの間に空気層を設けることで、断熱性能が一段と高まる仕組み。住宅内からの熱の逃げ道の半分は窓などの開口部といわれており、住まいの省エネ性能を高めるためには、エコガラスの普及が重要な課題になっている。ただし、大手ガラスメーカーなどでは、エコガラスと呼べるのは、複層ガラスの間に特殊な金属膜をコーティングし、断熱・遮熱性能をさらに高くしたLow-Eガラスだけとしている。このLow-Eガラスにはガラスの断熱性能の向上による節電効果のほか、冷暖房費削減、結露防止、紫外線カットなどの効果もあるといわれる。さらに最近では、2枚のガラスの間に0.2ミリの真空層をつくり出すことで断熱性能などを一段と高めた真空ガラスも登場している。