一戸建てやマンションなどの玄関部分に設けられる、靴を履いたまま入れる収納のための小部屋。「シューズ・イン・クロゼット」といわれることもあり、間取り図などではSICと表記されることが多い。玄関のたたきの部分にドアがあり、そのドアを入ったところが収納用の小部屋になっている。靴の所有数が増加し、靴箱だけでは収納しきれない家庭が多くなったため、シューズ・イン・クロークを設置するケースが増えたといわれている。実際には、天井までの高さがある利点を生かして、靴箱としてだけではなく、さまざまな用途に活用されている。ベビーカー、ゴルフバッグ、スケートボード、スキー板、サーフボードなどの収納のほか、ハンガーを掛けるためのフックやパイプを設置しておけば、家族や訪問客のコートなどを収納でき、玄関で着脱できるので何かと便利である。