ミックス型住宅ローンは、異なる2種類の住宅ローンを組み合わせた住宅ローンのこと。たとえば、金利が低いけれど借入後の金利上昇によるリスクがある変動金利型と、金利は高いけれどリスクの小さい全期間固定金利型を組み合わせることができる。変動金利型の低金利と全期間固定金利型の安心感のいいとこ取りを狙った商品で、多くの民間金融機関で扱っている。また、住宅金融支援機構が扱うフラット35には、同様の商品として「ダブルフラット」がある。フラット35の返済期間は15年から35年の間で自由に選択できるが、20年以下は21年以上に比べると金利が低く設定されている。そこで、借入額の全額を金利の低い20年返済にはできない場合など、半分を20年返済にして、残りを35年返済にするといったことが可能になる。完済までの総返済額が少なくなると同時に、半分は20年で終わるという精神的な安心感にもつながるが、20年返済と35年返済が重なる期間の負担が大きいなどのデメリットもある。